6/24(日)に紀尾井ホールで行われます「ギル・シャハム ヴァイオリン・リサイタル(ピアノ: 江口玲)」ですが、演奏者本人の強い希望により、曲目が以下のように当初の発表から変更となりました。
お客様にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
どうか新たな曲をお楽しみいただければ幸いです。
KAJIMOTO
【変更前】
クライスラー: プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
プロコフィエフ: 5つのメロディ op.35
フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調
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J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
ドルマン: ヴァイオリン・ソナタ第3番「ニグン」
↓
【変更後】
クライスラー: プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
S.ウィーラー: ヴァイオリン・ソナタ第2番「歌うトルコ人」
ドルマン: ヴァイオリン・ソナタ第3番「ニグン」
(2011年、シャハムによって初演)
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J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調
S.ウィーラー: ヴァイオリン・ソナタ第2番「歌うトルコ人」
スコット・ウィーラー(1952-)はワシントン生れのアメリカの作曲家。タングルウッドではメシアンに学んだほか、マックスウェル・デイヴィスやヴァ―ジル・トムソンの教えも受けた。ボストンを中心に活動し、指揮者、ピアニスト、教育者としても知られる。
このソナタはラリー・ウォルフの著書「歌うトルコ人」(2016年出版)のタイトルをそのまま題名としたもの。このウォルフの著書はオペラ作品におけるトルコ人の登場人物を考察したもので、ウィーラーはこの本に触発され、そこに触れられていた3つのオペラ・・・ヘンデル「タメルラーノ」、P-C.ジベール「3人の王妃」、ロッシーニ「イタリアのトルコ人」・・・を題材として3楽章からなるこのソナタを、2017年に作曲した。