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2017/09/12 | KAJIMOTO音楽日記

●アーク・ノヴァが東京で、再び!




今春開業10周年を迎えた東京ミッドタウンの芝生広場に、この秋、アーク・ノヴァが登場します。ルツェルン・フェスティバルからの被災地への友情に東京ミッドタウンが賛同。音楽や芸術を通して東日本大震災の復興支援として活躍した、高さ18m、幅30m、奥行36mの巨大移動式コンサートホールが、9月19日(火)~10月4日(水)、東京の地でもう一度膨らむことになりました。

KAJIMOTOは、今回、7つのコンサートをお届けします。
詳細は、コンサート情報ページをご覧ください。

2017年
10月1日(日)16:00 ラインホルト・フリードリッヒ ほか
10月2日(月)11:30 横坂源
10月2日(月)14:00 ルツェルン・フェスティバル・アカデミー修了生
10月2日(月)16:30 藤木大地/大萩康司
10月2日(月)19:00 ラインホルト・フリードリッヒ ほか (*シンポジウムあり)
10月4日(水)12:15 ラインホルト・フリードリッヒ ほか
10月4日(水)15:00 ルツェルン・フェスティバル・アカデミー修了生

■発売日9月15日(金)10:00~
カジモト・イープラス、イープラスのみの取り扱いです。

チケット価格は1,000~1,500円。その一部は震災復興支援のために寄付します。過去の東北での開催時に大好評だったアーティストが再び集まってくれるほか、ルツェルン・フェスティバル・アカデミーを修了した才能ある若いアーティストたちが上質なプログラムを披露します。


昨年末、21_21デザインサイトから企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」でアーク・ノヴァを取り上げ、これまでの開催の様子や模型を展示したいという打診を受け、それは「私たちは震災を忘れていない」というメッセージ発信にもつながることと、提案をお受けしました。そこからまた話が大きく膨らんでゆき、今秋はちょうどルツェルン・フェスティバルのオーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団の招聘が決まっていたことも後押しとなり、各所様々な協議を重ね、最終的に東京ミッドタウンの大きな決断があり、21_21デザインサイトの隣にある東京ミッドタウン芝生広場で実物を膨らませ、さらにコンサートも行うという、思いがけない4回目の開催が実現することとなりました。

被災地ではない場所での開催は、当初のコンセプトとは違った意味を持つことになるのでしょうか。
ルツェルン・フェスティバル総裁ミヒャエル・ヘフリガーが弊社代表の梶本にかけた、震災直後の安否を気づかう電話から、このストーリーは始まりました。大きな風船型のホールを作り被災地でコンサートを開こうという、我々すら本当に実を結ぶとは思っていなかったかもしれないプロジェクトですが、東北の三都市で、膨らんでは次の地へと移動してゆき、さまざまな人に何か届け物ができたということは、もしかすると人間の良心の具現化となったかもしれないと思っています。衣食住以外にも必要なものがあると信じる人たちから復興支援があったということを、今一度、より多くの方々が目にすることになるこの機会が、「私たちは震災を忘れていない」というメッセージとなり、災害被害への対応・対策へ、また、記憶の風化を防ぐための一石になることを願い、開催いたします。どうぞ、お立ち寄りいただけますと嬉しいです。
 

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