つい先日、速報を出させていただきましたが、アンナ・ネトレプコが今秋9月に来日。東京、大阪で計3回のコンサートを開きます。
今回もオーケストラとの共演で、夫君であるテノールのユシフ・エイヴァゾフとともに、オペラ・アリアや名場面デュオの数々を歌う予定。
いよいよ8月3日(木)からカジモト・イープラス会員限定先行受付が始まります!
[アンナ・ネトレプコ スペシャル・コンサート in JAPAN 2017]
9月28日(木)19時 東京オペラシティ コンサートホール
10月3日(火)19時 東京オペラシティ コンサートホール
10月12日(木)19時 ザ・シンフォニーホール(大阪)
*曲目未定(決まり次第、当HP等でお伝えします)
指揮: ミハイル・タタルニコフ
オーケストラ: 東京フィルハーモニー交響楽団(9/28、10/3)
関西フィルハーモニー管弦楽団(10/12)
チケット料金
(9/28、10/3)S¥38,000 A¥32,000 B¥26,000 C¥18,000 D¥12,000 学生¥5,000
(10/12)S¥33,000 A¥28,000 B¥23,000 C¥18,000
カジモト・イープラス会員限定先行受付
8月3日(木)12時 ~ 6日(日)18時 ●チケットのお申し込み
一般発売
8月11日(金・祝)10時~ ●チケットのお申し込み
昨年の3月。待望していた歌姫=ディーヴァが11年ぶりに日本で開いたコンサートのことは、数年は忘れられそうにありません。ネトレプコから発せられた第一声は、特有のくぐもった声質ながら、微細な弱音なのに、モーゼが海を両断したごとく空を切り、ホールの隅々までくっきりと届くものでした。そして何よりもそこには熱い魂が強い美をもって息づき、聴く私たちの心をゆさぶり、全身を震わせたのです。
これが凡百の歌手とネトレプコを隔てるものであり、同時にこれまでの歴史的プリマ・・・カラスやテバルディ、カバリエやフレーニ、グルベローヴァらと通じる「何か」なのではないでしょうか?彼女は間違いなくその一人。私はそう確信しないではいられませんでした。
このとき歌ったチレア、ヴェルディ、プッチーニ、ジョルダーノらのアリアや二重唱は、ことごとくこれらのオペラ全幕を彼女の主演で観てみたい、と思わせるもので、また一方では、その数分だけでオペラ全体をすべて観てしまったかのような気にさせたものです。それって本当に稀有なことだと思います。
そして、ヴェルディ「トロヴァトーレ」のレオノーラのアリアに見られたように、その声には、美しさはもちろん、年月をかけて周到に獲得したドラマティックな豊麗とともに、上の音域から下の音域まで細かく疾駆するパッセージを曖昧にせず、完璧に歌いきるという離れ業を両立しているあたり、ネトレプコが現在に至るまで厳しいトレーニングを怠らない努力家であるところが垣間見えました。これは凄いこと!
それにしてもアーノンクールが指揮するザルルブルク音楽祭でのモーツァルト「フィガロの結婚」で才気煥発、可憐なスザンナを歌っていたあの若いソプラノがドニゼッティの「ルチア」やヴェルディ「椿姫」のヴィオレッタを経て、今やワーグナー「ローエングリン」のエルザ(ドレスデンでの大きな挑戦!)まで歌う大プリマになるとは・・・。
そうでした、彼女の夫君エイヴァゾフにも触れておく必要がありますよね。荒削りながら野太くも輝かしい最高音に向けてひた走るこのテノールとネトレプコのデュエットは聴きものです。
さあ、時代のトップをきらめき駆け抜け、真実のドラマを現出させる現代最高の歌姫が再びやって来ます。再び最大の期待を!
■チケットのお申し込みはこちら
カジモト・イープラス会員限定先行受付
8月3日(木)12時 ~ 6日(日)18時 ●チケットのお申し込み
一般発売
8月11日(金・祝)10時~ ●チケットのお申し込み
2017.07.20