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2017/05/08 | KAJIMOTO音楽日記

●新・首席指揮者、話題のガッティとともに―― ロイヤル・コンセルトヘボウ管の先行受付スタート!


皆さま、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?毎日が良い天気に恵まれ、ゆっくりお休みになられた方も、仕事だったよ・・・という方も(弊社スタッフも「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭で全員仕事。。。)、新緑の空気で清々しい気分になられているのでは?

さて、以前から予告させていただいておりましたように、5月に入って秋の注目コンサートのチケット発売が続々スタート!まずは世界最高のオーケストラのひとつ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団です。
昨年から首席指揮者に就任した、ダニエレ・ガッティと共に来日します。


[ダニエレ・ガッティ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団]
11月18日(土)18時 京都コンサートホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
6月1日(木)12時 ~ 4日(日)18時  ●お申し込み
一般発売
6月10日(土)10時~  ●お申し込み

11月20日(月)19時 サントリーホール
11月21日(火)19時 サントリーホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
5月11日(木)12時 ~ 14日(日)18時  ●お申し込み
一般発売
5月20日(土)10時~  ●お申し込み

11月24日(金)19時 大阪・フェスティバルホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
5月7日(日)12時 ~ 10日(水)18時  ●お申し込み
一般発売  ●お申し込み
5月20日(土)10時~




前回2015年の来日公演においても、ファンの皆さまの多くが改めてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)の素晴らしさ、世界最高のひとつに足る質をもつ、ということを実感していただけたのではないでしょうか?この時の来日は、前首席のヤンソンスの突然の辞任によって首席指揮者不在・・・そこで、この楽団出身の新鋭指揮者グスターボ・ヒメノに白羽の矢がたち、しかしながら、これまでRCOと共に来日したヨッフムやハイティンク、シャイー、ヤンソンスのような押しも押されぬ大巨匠ではない指揮者のもと、却ってRCOの「素」の魅力というものが味わえるかもしれない・・・という妙な前評判がたったものでした。実際これはある程度当たっていて(ヒメノの名誉のために言えば、彼はアバドやヤンソンスのもとで学んだだけのことはある、なかなかの力量を見せてくれました)、RCOのプレーヤーたちの溢れる自発性とか、それに乗って出てくる能力や魅力というものは、やはりかえがえのないものだな、と思わずにはいられませんでした。
豊潤で柔らかく奥行きのある弦楽器個性的な色合いをそれぞれにもつ管楽器(フルートのバイノンやオーボエのナバロ、トロンボーンのライエンらの音色と妙技!)、全体を包み込むティンパニをはじめとする打楽器が、すべて渾然一体となって醸し出す味わい。ヨーロッパに行って飲む、とろっとした甘いカフェラテのような?キャラメルマキアートのような?極上の味わいのサウンドが現出し、耳の奥に広がり、身体に浸透したのです。




さて、率いるは、これまた個性的な名匠ダニエレ・ガッティ。2004年の初共演の時以来、RCOのメンバーたちから絶大な信頼を勝ち得て、毎シーズン客演を続けた末の首席指揮者就任です。
このガッティ、オペラ指揮では何度か来日していますが、コンサート指揮者としては90年代前半に英ロイヤル・フィルと共に来日しただけ。「注目の名指揮者」という評判は始終聞きますし、RCOをはじめ、ウィーン・フィルやボストン響などのトップ・オケにも定期的に客演しますから、間違いなく当代を代表する指揮者です。でも意外に(少なくとも日本では)どんな指揮者なのか、知られていないのではないでしょうか?オペラ以外ではCDも少ないですし。

イタリア人指揮者には称賛を惜しまない私であり、カンタービレの美しさ、コン・ブリオのたくましい活気、全体の造型の美しさなど、ガッティの指揮にもそうした地中海芸術家最良の美点が聴き取れますが(ミラノ・スカラ座との「ドン・カルロ」、METやバイロイトでの「パルジファル」など)、コンサート・レパートリーでは?
これが昨年9月のRCO首席指揮者就任コンサート(NHK-BSで放映)や、コンビ初のCD、ベルリオーズ「幻想交響曲」を聴くと、なかなかどうして、一筋縄ではいきません。先に書いた要素はすべて全開にしつつも、ディテールへの繊細なこだわりや、思わぬところでの異様なほどの高揚感など、まるでRCOの能力を試しているがごとく、多彩な音楽作りをしていて、楽曲がそれぞれ「えっ、こういう曲だったか!こういう面があったか!?」という新しい表情を見せてくれます。

今回の公演曲目、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーなど、これらはRCOの正統的レパートリーばかりですが、それだけにとても楽しみです。
強靭で骨太なものになるのか、多種多様な顔を見せる柔軟なものになるのか?
もっともベートーヴェン・・・F.P.ツィンマーマン、ハイドン・・・タチアナ・ヴァシリエヴァ(ロストロポーヴィチ・コンクール優勝のソリストであり、RCOの首席奏者)、マーラー第4・・・ユリア・クライターという、それぞれの作曲家にとってこれ以上ないベストなソリストが選ばれ、最上級の演奏になるだろうことはここで確信したいと思います。








大阪公演を皮切りに、東京、京都公演とチケット発売は順次続きます。
どうぞ今回のRCO公演をお聴き逃しなく。これまでとはまた少し違った、そして同時にこれまで同様の世界最上のオーケストラ・サウンドが待っています!



■チケットのお申込みはこちらまで

[ダニエレ・ガッティ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団]
11月18日(土)18時 京都コンサートホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
6月1日(木)12時 ~ 4日(日)18時  ●お申し込み
一般発売
6月10日(土)10時~  ●お申し込み

11月20日(月)19時 サントリーホール
11月21日(火)19時 サントリーホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
5月11日(木)12時 ~ 14日(日)18時  ●お申し込み
一般発売
5月20日(土)10時~  ●お申し込み

11月24日(金)19時 大阪・フェスティバルホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付
5月7日(日)12時 ~ 10日(水)18時  ●お申し込み
一般発売  ●お申し込み
5月20日(土)10時~
 

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