今年の大晦日、来年元旦のウィーン・フォルクスオーパーでの『こうもり』に、指揮者 阪哲朗が登場いたします。
2002年『ファルスタッフ』、2008年『カルメン』続き3回目となります。
公演を目前にし、阪からメッセージが届きました。ウィーン留学中は、シュターツオーパーよりもむしろフォルクスの雰囲気が好きで、天井桟敷の立ち見にほぼ毎日のように通いつめたものです。その頃、クローク、チケット係りのおじ様方とは皆知り合いで、空いている席に座らせてもらえたり、指揮見習いの貧乏学生に良くしていただきました。
晴れて指揮者としてデビューさせてもらった2002年、B・ヴァイクルと共演したファルスタッフの時には、数名と邂逅を喜び合いましたが、以降、今年のカルメンまで期間が空いたこともあって、ほとんど入れ替わってしまいました。
そんな想い出の詰まったオペレッタの殿堂で、また彼ら十八番の、そして僕の指揮者デビュー演目でもある「こうもり」を振らせていただけるということは、大変名誉なことです。
シンフォニーでもなくオペラでもない、芝居、ダンス、音楽が三位一体となったオペレッタ、日本人にとって一番遠いところにありそうなこのジャンルで、それもジルヴェスター、元旦の大事な本番を任せていただけると言うのには、当人の自分自身も驚きました。
公演予定は以下のとおりです。
どうぞご期待ください!
12月18日 19時
12月31日 13時半
12月31日 19時
1月1日 19時
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ウィーン・フォルクスオーパー (ウェブサイト)