今年もたくさんの方々に、多くの演奏会にご来場いただき、本当にありがとうございました。
2015年もまもなく終わりますが、どの演奏会が皆さまにとって心に残りましたでしょうか?
弊社のスタッフの間では、例えば、ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団や、エマニュエル・アックスのような大家の演奏が、さすがにひと味違うといった意見や、
LIBERAのようにイベント性が高く、若いファンが喜々として訪れるコンサートが新鮮でいい、といった声もありました。
これは昨年も書きましたけれど、現代きっての演奏家によって、ある時代の「文化」を代表する音楽作品を聴く、というのは、ひとつには、それぞれの作曲家、楽曲において鮮やかに示される、人が内側にもつ様々な面・・・喜怒哀楽もユーモアも感覚的センスなど、すべてを共有させてくれ、そして力をくれ、また慰めてくれることなのではないかな、と。
そして、今年は、11月に主催しました、「2001年宇宙の旅 ライヴ・シネマ・コンサート」のような新しい演奏の“かたち”がありましたり、
またはディエゴ・エル・シガーラのようにまったくクラシックから離れたコンサートも行いました。
「音楽、ひいては芸術には“いい”ものと“悪い”ものしかない」と言いますが、これからも弊社は、もちろんクラシック音楽が主体ではありますが、自由な「“いい”もの」を聴ける最高の「場」を皆さまに提供し、共有していければ幸いです。
来年もまた、皆さまにとってよき1年となりますように。
感謝をこめて。