イーヴォ・ポゴレリッチが11/30に無事に来日しました!現在(合間に公園でのお散歩を楽しみつつ)、日々練習に励んでいます。
練習中のポゴレリッチ
今週、いよいよ
12/4に名古屋、
12/6に川崎、
12/8に東京にてリサイタルを行う“マエストロ”ことポゴレリッチ。
ところで、日本公演のすぐ後にマエストロがあのシャンゼリゼ劇場にて18年ぶりに演奏することが、パリの音楽ファンの間で話題になっているのだとか。なるほど、フランスの音楽誌「ディアパゾン」(ディスクをディアパゾン=音叉の数で格付けする、あの雑誌です)の年末12月号では、“イーヴォ・ポゴレリッチ/王の帰還(Le retour du roi = The return of the king”と題された大特集が、カラー4ページにわたって掲載されています。(まるで『ロード・オブ・ザ・リング』のようですが・・・ポゴレリッチ、カムバック!といった感じでしょうか)
表紙
特集には、イーヴォ・ポゴレリッチの便利な年表が付いており(!)、1958年の誕生、1980年に挑んだショパン国際コンクール、そして1996年の師で伴侶でもあったアリザ・ケゼラーゼの死去ことなど、人生の岐路が紹介されています。
記事
特集は本人のインタビューという形式をとっており、とても興味深い内容。冒頭の見出しを訳出しておきます。
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~イーヴォ・ポゴレリッチ/王の帰還~
数年にわたる長い潜伏を経て、力のみなぎったイーヴォ・ポゴレリッチが帰ってくる。このたび、実に18年ぶりの登場となるシャンゼリゼ劇場にてリサイタルを開くポゴレリッチ。慣例や既成概念とは無縁の、その唯一無二のピアノ芸術と人柄を、私たちは再び堪能することになるだろう。
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ポゴレリッチは記事中、「この18年間に何をして過ごしたのか」「これまで弾いたことのない作品を習得することと、すでに演奏したことのある作品の理解をさらに深めること、そのどちらが好きか?」「批評は気にするか」「なぜ本番でも楽譜を見て演奏するのか」などなど沢山の質問に、真摯に応えています。
ちなみに・・・「ディアパゾン」誌の公式サイトは、この記事にフューチャーし、ポゴレリッチの秘蔵動画を紹介中。30年前の日本公演にて夥しいファンから花束を受け取り、スカルラッティを弾く若かりしポゴレリッチの姿、しかとご覧ください。
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「ディアパゾン」誌公式サイト(ポゴレリッチ紹介ページ)[イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル(川崎/東京)]◆12月6日(金)19時開演
ミューザ川崎シンフォニーホールショパン: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35 「葬送」
リスト: メフィスト・ワルツ第1番
ショパン: ノクターン ハ短調 op.48-1
リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調
◆12月8日(日)19時開演
サントリーホール〈ベートーヴェン・プログラム〉
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13 「悲愴」
ロンド・ア・カプリッチョ op.129 「失われた小銭への怒り」
ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 op.54
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 op.78
チケット料金 ◎好評発売中S¥13,000 A¥10,000 B¥7,000 C¥5,000 (両日とも)
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チケットのお申し込み[イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル(名古屋)]◆12月4日(水)19時開演
三井住友海上しらかわホール曲目:
《ベートーヴェン・プログラム》
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13「悲愴」
ロンド・ア・カプリッチョ op.129 「失われた小銭への怒り」
ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 op.54
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 op.78
チケット料金S¥14,000 A¥12,000 B¥10,000
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チケットのお申し込み→
イーヴォ・ポゴレリッチ プロフィール