去る9/25(水)、アラン・ギルバート率いるニューヨーク・フィルハーモニックが新シーズン開幕日を迎えました。
現地を訪ねたKAJIMOTOスタッフからの写真満載のレポートをどうぞ!
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前日夜、オーケストラの開幕を祝って赤く灯されたマンハッタンのシンボル「エンパイア・ステート・ビルディング」。
夜が明けた当日の朝はひどく冷え込みましたが、11時からの無料公開リハーサルには、早朝4時から(!)多くの人が列を作りました。
ちなみに待っているお客様は水やチョコレートをもらえたり、ダンス(タンゴ!)を愉しめたりします。待つ間も大いにエンジョイして!という粋なはからい。
そこにアラン・ギルバートがやってきて話しかけてくれる、という更なる極上のサービス!
ニューヨーカーたちが夏のあいだ中待ちわびていたオープニングにふさわしい、雲一つない青空が長蛇の列の上に広がります。
(たとえヤンキースが優勝できなくても、ニューヨーカーたちにはメトロポリタン・オペラとニューヨーク・フィルの開幕という、秋の大きな楽しみがあるのですね。)
開演に先立ち、18時からオープニング・レセプションがスタート。タキシードとロングドレスで着飾った紳士淑女たちのどの顔も、
「今シーズン、アランとニューヨーク・フィルは何を聴かせてくれるのだろう?」
というワクワク感で満ちています。
会場にて、ニューヨーク・フィルの教育部門の副長を務めるTeodore Wipurd夫妻を発見。「オケのメンバーも私たちスタッフも、来年2月の日本公演が待ち遠しいよ」と、嬉しそうに語るTeodore(写真:向かって右)。
時計を見上げると19時半。いよいよ待ちに待ったオープニング・ガラ・コンサートのスタートです。
写真: まもなく開演!
プログラムはアルゼンチンの作曲家2人の作品が、ラヴェルの2作品でサンドイッチされていました。ソリストは、ニューヨーカーのヨーヨー・マ。
写真: リハーサル中のギルバートとヨーヨ・マ。中央は作曲家のオスバルド・ゴリホフ氏
写真: 当日の配布プログラム
本プログラム前にまず演奏されたのは、アメリカ国歌。聴衆は全員起立。お客様たちが随分と大きな声で歌っているのが印象的でした。ホール中にオーケストラの音にも負けない「星条旗よ永遠に」がふくよかに響き渡ります。
素敵なコンサートの予感・・・
⇒ 現地リポート (2) へつづく
ニューヨーク・フィルハーモニック 2014年 2月 来日ツアー
指揮: アラン・ギルバート
ピアノ: 小曽根真(2/10、2/15) イエフィム・ブロンフマン(2/12)
ヴァイオリン: リサ・バティアシュヴィリ(2/13)
■2014年 2月 9日(日) 14:00/名古屋
愛知県芸術劇場コンサートホール 【プログラムA】
【問】
中京テレビ事業 052-957-3333
■2014年 2月10日(月) 19:00/大阪
ザ・シンフォニーホール 【プログラムB】
【問】
カジモト・イープラス 0570-06-9960
■2014年 2月12日(水) 19:00/東京
サントリーホール 【プログラムC】
【問】
カジモト・イープラス 0570-06-9960
■2014年 2月13日(木) 19:00/東京
サントリーホール 【プログラムD】
【問】
カジモト・イープラス 0570-06-9960
■2014年 2月15日(土) 15:00/神奈川
横浜みなとみらいホール 【プログラムE】
【問】
カジモト・イープラス 0570-06-9960
【プログラムA】
バーンスタイン: 『ウエストサイド物語』より「シンフォニック・ダンス」
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チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 op.64
【プログラムB】
ブリテン: 青少年のための管弦楽入門
ガーシュウィン: ラプソディ・イン・ブルー (ピアノ:小曽根真)
* * *
チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 op.64
【プログラムC】
ラウス: 狂喜
リンドベルイ: ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:イエフィム・ブロンフマン)
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チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 op.64
【プログラムD】
ベートーヴェン: オペラ「フィデリオ」序曲 op.72b
ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン協奏曲 (ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ)
* * *
ベートーヴェン: 交響曲第1番 ハ長調 op.21
ガーシュウィン: パリのアメリカ人
【プログラムE】
ラウス:狂喜
ガーシュウィン: ラプソディ・イン・ブルー (ピアノ:小曽根真)
* * *
チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 op.64
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ニューヨーク・フィルハーモニック プロフィール