先週お届けしたポリーニのビデオ・インタビュー第1弾、お楽しみいただけましたでしょうか?(⇒
こちら)
“ベートーヴェンはいつの時も、まずピアノ・ソナタというジャンルにおいて、新たな音楽語法の開拓をこころみ、実験していた――そこで得られた収穫が、のちに彼の交響曲や弦楽四重奏曲などの他ジャンルの作品の中で、発展させられている――そしてベートーヴェンはとりわけ晩年のピアノ・ソナタ群に、溢れ出る豊かなアイデアを詰め込んでいる・・・”そう説明したポリーニの言葉から、“ソモソモなぜ「ポリーニ・パースペクティヴ」の中核にはベートーヴェンのピアノ・ソナタが置かれているのだろう??”という疑問への答えが、明確に浮かび上がってきます。
ピアノ・ソナタにこそ、音楽史に“革命”を起こしたベートーヴェンの、最も“前衛的な”面が見出せる、ということですね。
では「パースペクティヴ」ではなぜ、ベートーヴェンと現代作曲家4人の作品が並置されているのでしょうか?
・・・ということで、動画第2弾、ご覧ください!
次回の動画第3弾では、ポリーニが、作曲家マンゾーニ、シャリーノ、ラッヘンマンについてじっくりと語ります。お楽しみに。
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本記事、ならびにこれまで「ポリーニ・パースペクティヴ」に関してご紹介してきたWeb記事は、「ポリーニ・パースペクティヴ2012特設サイト」でまとめてご覧いただけます。
公演情報をまとめてチェックできる便利なサイトですので、ぜひ一度、お立ち寄りください。