昨今、ばく進&躍進にさらなる加速がかかっているトゥガン・ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル国立管。
12/10(月)の東京公演のカジモト・イープラス先行発売は明日6/2(土)の18:00までですが、公演ラインナップ(
こちら)はすでにチェックいただいておりますでしょうか?
さて、ソヒエフ&トゥールーズ管は近ごろ、海外から引っ張りだこ。
3月にアイルランド&イギリスでツアーを成功させたのち、5月にはドイツ⇒(パリ⇒)南アメリカ・ツアーと世界を股にかけ、色彩ゆたかでエキサイティングな演奏をお届けしました。
本日は、世界ツアー前半戦のアイルランド&イギリスでの成果をご紹介します。
ちなみに、ツアーは以下の日程で行われました。
ダブリン 3月26日(月)⇒ マンチェスター 3月27日(火)⇒ レディング 3月28日(水)⇒ カーディフ 3月29日(木)⇒ シェフィールド 3月31日(土)⇒ バーミンガム 4月1日(日)
写真1:ダブリン公演のポスター(
http://orchestreducapitole.wordpress.com/より)
英国の有力紙
「ガーディアン」(3月29日付/Tim Ashley)では、イギリス南部レディングでの公演が声高に絶賛(4つ星!)されています。
その一部が、こちら・・・↓
そう、トゥールーズ・キャピトル国立管のイギリス公演は今回が初めてだったのです!!
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トゥールーズ・キャピトル国立管は優れた録音の数々で最もよく知られているが(略)、同団の英国公演が今回のツアーで初めて実現したというのは驚きである。この高尚なアンサンブルの演奏会が、この地でもっと早く開かれるべきであった。ソヒエフが08年より楽団の音楽監督を務めており、彼とオーケストラのパートナーシップが価値あるものであることは明らかである。
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プログラムでは19世紀の主要2作品が組み合わされた。ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」とベルリオーズの「幻想交響曲」。無慈悲な音響設備のヘクサゴン・ホールでは通常、指揮者が気を配らないと音響的なバランスがブラス・セクションに傾いていくが、「牧神」はしばらくしてこのホールに馴染んでいった。ソヒエフの解釈は見事だった――物憂げというより、むしろひたすら官能的なのだ。フルート・ソロは強烈で哀愁を帯び、弦楽器群は輝かしく澄んだサウンドで豊饒に鳴る。
(略)「幻想」では曲全体が、興奮と感情の高ぶりの最も高いレベルへと引き上げられていた。演奏はずば抜けた素晴らしさで、[この作品の特徴である]音楽における誇大な表現とオーケストレーションの並はずれた特性が常に強調されていた。
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2曲の間にはイブラギモヴァをソリストに迎えサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番が演奏された。高尚なブラームス様式の第1楽章、田園風のアンダンティーノ、興味を引くエキゾチックな第3楽章。作品そのものにはこれといった首尾一貫性はないが、イブラギモヴァの暗い色を帯びたリリシズムのために、見事な音楽的土壌が作りだされていた。ソヒエフの指揮は鋭さ、推進力、エレガンスに溢れており、素晴らしい夜だった。

写真2:レディング公演の様子(
http://orchestreducapitole.wordpress.com/より)
マンチェスター公演のレビューも届いておりますので、近日中にご紹介します。
お楽しみに!
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団 2012年12月 来日ツアートゥガン・ソヒエフ(指揮)
諏訪内 晶子(ヴァイオリン)
■2012年12月8日(土・祝) 19:30 横浜/
横浜みなとみらいホール 【プログラムB】
【問】横浜みなとみらいホール 045-682-2000
■2012年12月10日(月) 19:00 東京/
サントリーホール 【プログラムA】
カジモト・イープラス 0570-06-9960
※ただいまカジモト・イープラス会員先行発売中!!⇒お申込み■2012年12月11日(火) 18:45 名古屋/
愛知県芸術劇場コンサートホール 【プログラムC】
中京テレビ事業 052-957-3333
■2012年12月13日(木) 19:00 新潟/
りゅーとぴあ コンサートホール 【プログラムA】
【問】りゅーとぴあチケット専用ダイヤル 025-224-5521
■2012年12月14日(金) 19:00 京都/
京都コンサートホール 【プログラムD】
京都コンサートホール 075-711-3090
【プログラムA】
ベルリオーズ: 序曲「ローマの謝肉祭」 op.9
サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 op.61 (ヴァイオリン:諏訪内 晶子)
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ベルリオーズ: 幻想交響曲 op.14
【プログラムB】
バラキレフ(リャプノフ編曲): 東洋的幻想曲「イスラメイ」
ストラヴィンスキー: バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
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リムスキー=コルサコフ: 交響組曲「シェエラザード」 op.35
【プログラムC】
ベルリオーズ: 序曲「ローマの謝肉祭」 op.9
ラヴェル: ボレロ
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ベルリオーズ: 幻想交響曲 op.14
【プログラムD】
ベルリオーズ: 序曲「ローマの謝肉祭」 op.9
サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 op.61 (ヴァイオリン:諏訪内 晶子)
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ストラヴィンスキー: バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
ラヴェル: ボレロ